「仕事」の解釈は人それぞれ
仕事の進め方は人それぞれです。同じ名前で呼ばれる工程やタスクでも、元になる材料や想定している成果は、人によって異なります。
なので、一緒に仕事をする相手の「仕事」に対する認識を尊重し、どう考えているかを把握したり確認することがとても重要と考えています。
ですが、この場では、C-Labo. の考える仕事の進め方について、明らかにしておきたいと思います。
初めての方へ
Webサイト制作の行程について書いています。お馴染みのことばかりではありますが、まずこちらをご確認ください。
依頼前の検討に
C-Labo. が実際どんなふうにコーディングに取り組んでいるかを書いていますので、依頼前に必ずお読みください。
同じ言葉を使っていても、よくよくその意味するところを掘り下げてみると、自分と他人とでは揺らぎがある、ということは普通のことだと思っています。だれもが同じ教育を受けたわけではありませんし、ウェブサイトについての知識をどう学んできたかは人それぞれです。
ひとつだけ、次の言葉と概念についてはこのサイトやわたしの考えの中心にあることで、ぜひご理解いただきたい言葉なので、ここで紹介しておきます。
ウェブサイトは「モジュール」の集まり
モジュールという言葉は、聞きなれない言葉かもしれません。英単語の module に相当し、辞書には以下のように書かれています。
1 ⦅主に英⦆ 〘教育〙 選択履修単位, モジュール.
ウィズダム英和辞典
2 〘コンピュ〙 モジュール〘プログラムの一部で, 特定の機能を担う〙.
3 モジュール〘母船から分離できる宇宙船の一部〙 ▸ a lunar module 月着陸船.
4 (完成品の一部となる)組み立てユニット.
5 〘建〙 測定基準[単位].
ここでは、モジュールを「なんらかの役割を持った、サイズ感はさまざまなひとかたまりのもの」という意味で使っています。
そこで冒頭の見出しに戻りますが、
ウェブサイトは「モジュール」の集まり
とは、どういうことか?
いま、何が画面に映っていますか?
ウェブサイトは、まずいくつかのページから成り立っています。あるウェブサイトの、ある1ページを開いたところを想像しましょう。今まさに見ているこのページでも構いません。
あなたの目には何が見えているでしょうか?
まず、文章があります。見出しもあります。他のページへのリンクもいくつか見つかります。ロゴも目につきます。SNSにリンクするのであろうボタンなども、目に入るでしょうか。
- ひとまとまりの文章である「段落」
- 段落の内容を端的に伝える「見出し」
- 他ページへの「ボタン」状のリンク
- サイトの所有者を示す「ロゴマーク」
- SNSにリンクする「アイコンボタン」
このページをざっと見ただけでも、以上のような「役割を持ったかたまり」を見つけることができます。これらを「モジュール」と呼んでいます。これらのモジュールは、サイトの中で繰り返しいろんなところに現れます。つまり、モジュールをいくつも組み合わせることでひとつのページが、ひいてはウェブサイトが作られているのです。
少なくとも私はそのようにウェブサイトを捉えています。
モジュールについてもっと知る
この「モジュールの集まりでページが出来上がる感じ」は、コーディングやウェブデザインを見るときの重要な視点だと考えています。
そのことについて、もう少し書いていますので、興味のある方は以下の記事もどうぞ読んでみてください。ウェブデザインに悩む方にも役に立つ内容になっている、かと、思います。